民主党が、「公表する?」「公表しない?」でもめていた「年金試算」を公表した。
民主党が公表した「新年金制度」は次のようなものだ。
>2016年度より移行開始する。
>保険料率は労使折半で15%とする。ただし、自営業者はすべて本人負担。
>所得比例年金の加入者は15~64歳。
>最低保障年金は所得比例年金額に応じ最大月7万円。
>支給開始年齢は65歳。
公表された試算は、民主党が進めようとしている消費税増税で、2015年に消費税率を10%に引き上げても、新年金制度での柱としている月7万円の「最低保障年金」の財源を賄うためには、さらに追加で最大7.1%の引き上げが必要としている。
試算が公表されると、野党だけでなく民主党内からも批判が起こっている。
また、新制度ができると「明日から7万円が受け取れるのではない」と、わざわざ釈明されていた。所得が低い人が最低保障年金を満額受け取れるようになるのは、移行時に20歳の人が65歳を迎える2061年度以降だという。
2016年度から段階的に新制度への移行を始め、40年間かけて移行を完了するそうだ。
???総選挙の時にそう言っていたっけ?
それだけではなく、試算の公表に関連して岡田副総理は、衆院予算委員会のなかで「各党の議論で、今の年金制度を変えていく方が弊害はより少ないとなれば、そういう選択肢はある」などと、民主党が公表した「新年金制度」の撤回に含みを残したような発言をしている。
え~、そんなものなの。
なんでわざわざ公表したの?「公表しない」ということへの批判が強いからだけなの?
年金政策がそんないに軽いものかと思うと???だらけだ。
もともと最低保障年金の財源の全てを税金に求めることなどあり得ない、と思っていた。
民主党の新年金制度の最低保障年金制度は、現行制度で言えば基礎年金に相当するものだと思うが、その財源は保険料と国庫負担だ。それを全額税金でと言えば、膨大な税金が必要なことは誰が見ても明らかだ。
日本の財政問題の厳しさを言いつつ、なんでこんな年金政策が出てくるのか、全くわからない。
「年金政策」は政治家のおもちゃではない。
非現実的なことで時間を浪費してもらいたくない。
厚生年金制度と共済年金制度の統合など、懸案課題の解決こそ早期に取り組んでほしい。